2004年から、官公庁ではEA（Enterprise Architecture：日本語では「業務･システム最適化」といいます）推進が必須となり、100件以上のプロジェクトに適用されました。また、民間企業においても徐々にEAが浸透しつつあり、IT投資の最適化、IT部門と業務部門とのコミュニケーションなどにおいて効果を挙げてきました。さらに最近では、DX推進のための情報システム全体の整理･調整手法として活用されたり企業合併や事業統合における情報システム統合の構想立案に適用されたりして、再評価が進んでいます。

　しかしながら、最適化の最終目的は、ITによる調和のある社会を実現することであり、そのためには、コミュニケーションやホスピタリティや感性向上などの多様な角度からの人材育成も行われる必要があります。

　株式会社アコール（accord: 仏語で「調和」）は、

「社会の調和に貢献する」ことを使命に、IT関係だけでなく、文化や教育分野等の幅広い有志の方々による人的ネットワークを構築し、ITによる調和ある社会を実現するためのお手伝いをさせていただく所存です

　福岡市生まれ、九州大学工学部情報工学科卒業後、富士通（株）でエキスパートシステムなどのシステム開発や、システム監査などのITコンサルティングに従事した後、2002年よりECOM（次世代電子商取引推進協議会）に出向し、電子署名および認証の分野を中心に調査研究。

復社後、EA推進部の部長として、２００社以上の官民の業務･システム最適化（EA）やシステム企画に関するコンサルティング活動に従事、併せて官民が参加したJESAP（電子署名･認証パートナーシップ）のタスクコーディネーターとしても活動。2008年からNPO法人EABuSの「社会基盤ID検討部会」に参加。2012年からマイナンバー利活用をテーマとした「官民情報連携」研究会のアドバイザとしても活動。　

NPO法人EABuS（東アジア国際ビジネス支援センター）理事

システム監査技術者

宅地建物取引士

プライバシーマーク審査員補

人工知能学会会員

著書に「国民ID制度が日本を救う」 2011年10月、新潮社　新潮新書440　共著